notes by crossroads


Kenichi Wakabayashi
crossroads inc. CEO
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フラットな組織ってなんだ

フラットな組織とは、ひとりひとりが役割と責任を理解し、共有している状態において関係性が対等だという話。


フラットな組織とか風通しの良い組織というのは、かつての(今でもそうだと思うけれど)上位下達(じょういかたつ)が当たり前という価値観に対する反動として「フラット」や「風通しの良さ」が価値としてとらえられるようになりました。

それが最近では誰もが対等、みんなが意見を言えるということだけが残ってしまっているような気がする。 間違ってはいないんだけど、誰もが対等=上下がない、ではない。「好き勝手に言える」ことと「自由に意見を言える」ことは違います。

チーム、組織の中のひとりひとりにはそれぞれ役割があり、役割には責任がある。それらの役割、責任の上でチームの中で対等にいられるということであって、他の役割や責任に対して一定のリスペクトは必要。もちろん、自分の役割、責任を果たすことは前提。

それが自分の役割や責任を棚にあげ、場合によってはそれらを他者に転嫁する場合もある、これは最悪。そんなのフラットじゃないし、フラットをいうのを自分に都合良いように解釈しているだけ。

チームや組織の中でひとりひとりが「自分の役割は何か」「他の人の役割は何か」を理解し、共有している状態がフラットな組織なのではないかなと思うのです。